メシフクロウの雑記

メシフクロウの雑記です。文字で語りたい。

介護について、海外の価値観に触れた朝

Twitterを見ていると、
介護職についている方の呟きを見る機会が多くなったと感じます。

呟きの内容は、「介護職がつらい」というものがほとんどです。
仕事内容が給料に見合っていない。
利用者からの暴言、暴力、セクハラなどがある。
上司からもパワハラを受ける。などなど。

NHKの番組、ねぽりんぱぽりんでも介護職についている方が取り上げられてましたね。

日本の高齢化率は平成29年度で27.3%になっていました。ほぼ3割。

http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/html/gaiyou/s1_1.html

全ての介護福祉士さん、ヘルパーさんがつらい状態にある訳ではないと思いますが、
介護職を離れる人がどんどん増え、徐々に過酷な現場だけが残っていくような気がしてしまいます。

わたし自身も年をとり、要介護状態になった時のことを考えると、介護職につく方の待遇が今よりもっと良くなれば良いのにと思います。

海外では日本より社会保障が手厚いので、いっそ海外に移住した方が良いのかなどと適当なことを考えていたら、こんな記事を見つけました。


海外では寝たきり老人がほとんどいないってほんと?
http://news.kaigonohonne.com/article/206


海外の多くの国では、「胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的である」という価値観がある。
無理な延命をせずに自然な死を迎えるのが、高齢者の尊厳を保つ最善の方法である。

つまり、寝たきりになる前に亡くなる方が多いのだそう。国単位でそういった価値観が浸透しているのに驚きました。

この価値観、個人的には"有り"だと思います。
寝たきりになって家族に負担がかかるのも難だし、ヘルパーさんに暴言や暴力を働く老人にはなりたくない。
あと、介護施設や病院のコミュニティに慣れるのも、わたしの性格だとかなり酷ではないかと思うからです。

ただ、いざ病気にかかり、意思表示が出来ない状態になると、家族が延命の有無を決めなければなりません。
延命をしないという選択、正直、他者からはしづらいと思います。
体が健康なうちに、自分が老いた時にどんな治療を望むのか意思表示をしておかないといけないと、強く感じた朝でした。