メシフクロウの雑記

メシフクロウの雑記です。文字で語りたい。

散歩日和。最勝院と喫茶ゆぱんきを訪ねる

2018/4/12
今日はどことなく文学的な日中を過ごした。

朝、ふんわり寝坊。
旦那の腹に手をまわして、日光をぬくぬくと浴びながらお布団のふっくらした肌触りに包まれて、
居眠り。いつまでも寝てられると思った。
シーツが黄緑色なのと、春の柔らかな日差しは今だけのものだから、春眠りだ。


出掛ける前に、旦那が珍しく散歩に行こうと話す。
五重塔がある金剛山最勝院へ出掛ける。
旦那が願いを込めて鐘をつき、一緒にお参りをした。

仁王門の仁王さんの片割れが、片目になっていたのに気づく。
どうやら劣化で目がとれてしまったらしい。
修復するには仏師の手を借りねばならぬらしく、寄付を呼び掛けていた。
賽銭を入れ、早く修復されることを祈る。


帰りに、最勝院の近くにある喫茶店、喫茶ゆぱんきへ立ち寄る。
ずっと以前にお店を閉じたと思っていたが、新しい方が引き継いで営業されているらしい。
黒くどっしりした黄金色の目を持つ猫がいる。
よく店主ににゃんと甘えている。

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ほうじ茶ラテを注文。
金沢の加賀棒茶を使っており、
ホットミルクの懐かしい甘さと、ほうじ茶の素朴な風味が心を癒してくれる。
ミルキーな味わいが強い。

ユパンキは白い石で出来た洞窟のような店内で、
窓からは笹が風に揺れている景色を眺める。
外界の喧騒から離れ、薄くBGMがかかる空間は、異国を思わせる。
旦那もわたしも何度となく窓から外を眺め、何かしらに思いを馳せていた。


店を後にした後も、どことなくほのぼのとした気分に包まれる。
春ののんびりとした空気に誘われて、
気の向くままに散歩をするのも悪くないなと思うのであった。