メシフクロウの雑記

メシフクロウの雑記です。文字で語りたい。

バレエシューズの色についてのニュースを読んだので、バレエについて雑多に語る

 News in Levelsで、

「Colours of the Ballet Shoe」というニュースに興味を惹かれたので読んでみた。

その名の通り、バレエシューズについての記事だ。

 

読んだ後にニュースソースなどを調べていたら、少し熱くなってきたので

バレエについて雑多に語ろうと思う。

 

News in LevelsのHPはこちら

https://www.newsinlevels.com/

 

Colours of the Ballet Shoe(ニュース原文)

https://www.newsinlevels.com/products/colours-of-the-ballet-shoe-level-3/

 

 

ニュースの内容とは

 

内容をざっくりと紹介する。(誤っている可能性もあるのでご注意を)

 

バレエシューズの色はピンク色が当たり前になっているが、

黒人ダンサーが生足で踊ろうとする時は、

シューズを肌に合わせて塗らなくてはならない。

 

SNS上で異議を唱えたのが、英国ロイヤル・バレエ団のソリスト

エリック・アンダーウッドさん。

貴重なウォーミングアップの時間を浪費したくないという訴えは

一流のバレエシューズメーカーの耳に届くことになる。

 

この変化がバレエの世界において、大きな意味を持つことであろう。

 

 

バレエシューズに色について思うこと

 

ニュースを読んでまず第一に思ったのは、

バレエシューズの色ってダサかったよなぁ…である。 

(バレエや、バレエに携わる方々を誹謗中傷しようという気は一切ないので、

このような表現になることご容赦ください)

 

浅はかな過去を少しだけ語らせてもらう。

 

お芝居の勉強をしていた時代、バレエのレッスンを受けていたことがある。

当時、バレエには全く触れて来なかったが、レッスンを受けるのが義務なので

シューズを買わなければならないという話になった。

 

バレエ=トゥシューズというイメージだったものだから、

全体が布で出来たバレエシューズがとてつもなく貧相に感じ、

まして肌色に近いピンク色が、女々しくて気に入らなかったのを覚えている。

 

 

バレエは足先で魅せる芸術だ

 

今考えれば、バレエシューズで最も大事な点は

足先を如何に美しく見せるか」だ。

 

足をより長く、そして純度の高い状態で見せる為に

ダンサーの肌に近い色が靴色に選ばれているのであろう。

 

レッスンではフレックス、ポアントといった足の形がきちんと出来ているか、

コーチや教師が確認する為に助けになる。

肌色以外の色、たとえばビビッドなイエローや花柄なんかだと、

お洒落としては良いかもしれないが、足先が見づらいだろうし、

肉体にシンプルな美しさを求めていくバレエには不似合いだろう。

 

爪の先まで美しく。

スポーツ同様に肉体を研ぎ澄まし、

張り詰めた緊張感と共に繰り出す優美な技術と表現力で、

魅せるものなのだ。バレエは。

 

いや本当に、過去の自分はバレエの魅力をわかっていなかった。

舞台を降りて一般人になって何よりだと思う。

 

 

ウォーミングアップの重要性について

 

権威あるバレエ団であれば 、靴色にも、そして(ウォーミング)アップの時間にこだわりを持つのは当然だろう。

前述したが、バレエシューズへの不満を訴えたのは、

英国ロイヤル・バレエ団に所属するエリック・アンダーウッドさん。

  

ロイヤル・バレエ団のメンバー紹介のページを見てみたが、

いやあ魅力的なこと。この肉体美よ。 

Eric Underwood — People — Royal Opera House

 

BBCのニュースから、彼がアップの時間にわざわざ塗っていたバレエシューズと、

新しく製作されたバレエシューズが見れるので、

英語サイトだが写真だけでも見てほしい。

 

www.bbc.com

 

刷毛でむら無く色をつけるのは、相当時間がとられるだろう。

公演までの貴重な時間は、筋肉を温めるだけにあるのではない。

スタッフや出演者と言葉を交わしたり、

自身の世界に入り精神統一をするなど、

心の安定の為に用いられねばならぬのだ。

 

より有益に時間を使うという意味で、

彼の訴えは理にかなっているし、

靴製作という行動に移したメーカーは素晴らしいと思う。

 

 

多様性は芸術を豊かにする

 

多様性が叫ばれている現代。

女性が、男性が、白人が、黒人がという概念が取っ払われ、

意志決定は個人の考えを尊重すべきという考えが広まってきている。

 

そう考えると、肌の色に合ったオーダーメイドのシューズなんてのがあっても良いくらいだ。

むしろロイヤル・バレエ団のソリストでさえ、肌の色を元とする悩みを抱えているとは、常識とはそれ程根強いものなのだろう。

 

多様性は芸術をより豊かにするとわたしは思う。

バレエだけに留まらず、表現活動全てが

常識に囚われず、自由で、人の個性が透けて見えるものであると

楽しいなと思うのであった。

 

 

以上、脈絡もなく語ってきたが、

とにかく今無性にバレエが見たい。

研ぎ澄まされた肉体から放たれる世界に包まれたい。

動画でもあさってみようか。

 

8月までの目標で、「英語ニュースを和訳して、感想をブログで綴る」というのが

あったので今回記事にしてみたが、

記事周辺を調べることで自分の興味関心がどこにあるかが知れたので、

なかなかの収穫だったと思う。

 

またニュースを読んで熱くなってきたら語ろうと思う。

じゃね!