最近感動した言葉から考える、自発的な生き方について
最近感動した言葉がある。それは、
「行かなきゃ!」
である。
それはあるボードゲーム会について、
ある男性に話した時のこと。
会に人がなかなか集まらず、
それでも楽しく続けているよと報告。
すると彼は、
「行かなきゃ!」
と笑顔で言い、
実際に会を訪れてくれた。
しかも人を伴って。
彼自身、元からボードゲームに興味があったというのもあるだろうが、
行動力、そして勢いある言葉に驚かされた。
何より、応援したいから参加するという心意気が伝わってきて、嬉しかった。
わたしなら「参加者が少ない」とわかっている会に参加するのはやや気が引ける。
わたし1人が参加したところで、人数が少ないことに変わりはないし、自分以外参加者がいなかったら気まずい。
継続して参加出来る訳ではないのだ。大した力にもなれぬ、と思って行動しなかっただろう。
そう思うのは、その場を満喫出来る自信がないからだ。そして相手を信じ切れないからだ。
自分を楽しませてくれる人がいないのではないか。
人が少ない=会に魅力がないということではないかと、勝手に憶測するからだ。
つまり自分で自分の機嫌を取り、
場を楽しむ力に欠けていると言える。
しかし彼は違う。
憶測で物を考えず、行動した。
会をより楽しめるようにと人を連れ、
自身もボードゲームを大いに楽しんで帰っていった。
終始ご機嫌で、人に気も遣い、
彼とゲームをするのはもちろん楽しいひとときだった。
彼は自発的な人間だ。
「人に楽しませてもらおう」ではなく、
「自ら楽しもう」と思う。
「誰かが応援してくれればいいな」ではなく、
「自分が応援しよう」と考える。
きっとその考え方は、人生を豊かにし
周囲の人を幸せにするだろう。
本人が気づいているかはわからないけれど、
わたしは「行かなきゃ!」という言葉に確かに感動した。
誰かにご機嫌を取ってもらう人のままではいたくない。自発的に生きていきたい。
彼の言葉のおかげで、改めて大事なことに気づかされたと思うのであった。