メシフクロウの雑記

メシフクロウの雑記です。文字で語りたい。

札幌の小学生ひき逃げ事件の報道について思うこと

札幌で小学生男児がひき逃げされたというニュースが報道されている。

今回小学生男児が骨折ということもあり、
自転車側の対応が悪かったという意見に依存はない。
自転車は軽車両とされ、基本車道を走らなければならない。やむを得ず歩道を走る場合は、車両寄りに徐行運転が必要だが、徐行とは「すぐに停止出来る速度」だ。時速何キロと明言されていないし、人とぶつかってしまっては、「徐行だった」とは判断されづらいだろう。

愛媛県警察
https://www.police.pref.ehime.jp/kotsukikaku/j_tukohoho/newpage.htm

また、小学生とぶつかった後の事実確認を怠っていなければ、ここまで騒ぎにはならなかったと思う。


しかし、だ。

自転車を乗る身としては、
駐車中の車などの死角がある中、
小学生の急な飛び出しを避けるのはめちゃくちゃ難しいと思う。これは本当に。
小学生側、自転車側、お互いに運が悪かったように思えてしょうがない。

小学生の保護者の方は、きちんと注意を促し再発を防いでほしい。子供の行動を管理するのは大変だと思いますが、何卒宜しくお願いします。


しかし腹が立ったのはテレビのニュース番組の報道。
「衝突後、30秒後には自転車は立ち去った」と放送され、コメンテーターからは「人として間違っている」と声高に否定されていたが、
ぶつかった後に小学生と自転車側は言葉を交わしていたように見える。
何を話したかは本人たちに聞かねばわからないが、テレビの全国ネットで犯罪者扱いされる程の対応ではないと思うのだ。
「ぶつかった時点で警察を呼ぶ」という点に思い至らなかったのは、単に知識が浅かっただけではないのか。
悪意があって、子供を路上に見捨てたように報道するのは時期尚早だと感じる。

全ては想像の域を出ないが、
報道は、事を無駄に大きくしないでほしいと切に願う。小学生も、自転車の青年も、他者からの無駄な批判に晒されるべきではないと思うのだ。